金利差による相場形成は?/債券の場合...

金利差による相場形成は?@

「金利差」という材料は、
とくに市場に材料がなくなると浮上するものといえます。

 

この金利差の論理は、
「お金は金利の高いところから低いところへ流れる」
というものですが、

 

これについては、
たいした根拠はないとも言えるのです。

金利差による相場形成は?A

というのは、
確かに預金ベースで考えれば、
金利が少しでも高いところに預けた方が有利ですが、

 

為替相場に影響を与える投機資金というのは、
大半が株式や債券であって、
預金で運用されているわけではないからです。

 

つまり、株式にとって金利上昇というのは、
基本的には、ネガティブ要因であり、
金利上昇は、景気の抑制につながり、
株価にとっては下落要因になるのです。

 

一方、債券の場合は、
金利上昇がネガティブ要因になることもあれば、
ポジティブ要因になることもあります。

 

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債券の場合は?

例えば、これからインフレ懸念が浮上する
という局面において、金利が上昇すると、
どんどん長期金利が上昇するので、
債券価格は下落の一途をたどります。

 

つまり、債券相場にとっては
ネガティブ要因になります。

 

このような局面で、
金利上昇を材料に、その通貨を買うというのは、
変な話になってしまいます。

 

ただし、長期金利がある程度の水準まで上昇していて、
それでもなおインフレが進むために
短期金利を引き上げていくという局面では、

 

むしろ、インフレ抑制期待から
長期金利の上昇に歯止めがかかるので、
債券投資には絶好の機会となります。

 

よって、日米金利差が拡大するから、
ドル買いというロジックは、
わかりやすいのですが、

 

上記のような欠点もありますので、
注意が必要です。

 

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